X(Twitter)ユーザーのためのBlueskyガイド

By 草野貴之 (Kusano Takayuki) (@tkusano.jp)
Published:

2026年9月28日追記

以下の内容は古くなっているところがありますので、最新の情報は公式サイトなどを参照してください。


2025年12月25日 11時版。

X(旧Twitter)を使っている、あるいは使っていた。 でも最近、なんとなく疲れる・見たいものが見つからない・居心地が変わった……と感じている人は多いと思います。

そんな人向けのガイドです。 「Xから完全移住!」という話ではなく、「選択肢を増やす」ためのガイドだと思ってください。

文字ばっかりで長くてすみません。必要なところだけ拾い読みでOKです。

注意

筆者はBlueskyは気に入っててXと並行して使ってますが、X(Twitter)の完全な代替になるとは思ってません。Bluesky、および、その技術的下地にある ATProtocol の目指すところには感心するところが多いですが、完璧であるとも思ってません。

Xやタイッツー、スレッズ、インスタ、Misskey、Mastodon、nostr、mixi(まだ稼働してます!)、Facebookなど、それぞれが並列してそれなりに栄えていてほしいと思ってます。平成元年に先輩たちの活動を追いかけてパソコン通信とインターネット(ネットニュース)を同時に使い始め、時にはプライベートや仕事で運用側に回り、今にいたるまでいろんなメディアの栄枯盛衰を見てきてそう思います。

企業だったりタレントさんだったり、プロモーションのためにSNS使う方にとっては大変だとは思いますが、どれか一つのメディアが覇権を握るのは不健全だと思ってます。

用語

Twitter(X)とだいたい同じです

アプリ

公式アプリ

Bluesky公式のアプリはiPhone、Android、パソコンのブラウザで動きます

これらはソースコードが公開されているので、誰でも不具合の修正などに参加できます。私もちょくちょくパッチなどを送っています。

サードパーティ・アプリ

公式以外でもいろんなアプリがあります。日本で有名なものだと

などがあります。自分に合ったものを選べるのがBlueskyの良さです。Twitterでも昔はいろんなものを選べて、自由に使っていました。

ハンドル

Twitterなどでは「``@なんとか`」という形でユーザーを区別しますが、Blueskyでも同様の形でユーザーを区別できます。これをBlueskyでは「ハンドル」といいます。 X、Instagram、YouTubeなど、1つの企業・グループによって運用されているようなサービスの場合は「`@tkusano`」のように、「`@`」の後に1つの単語がくっついたものが使われています。 Blueskyの場合はBlueskyのサービス上でアカウントを作ると標準では「`@tkusano.bsky.socia`l」のように、「`.bsky.social`」のような「ドメイン名」がくっついた形の文字列になります。 しかしBlueskyでは「`.bsky.social`」以外のドメイン名も使うことができます。 もしあなたが「`example.co.jp`」というドメインの会社の広報担当ならば、「`@example.co.jp`」というハンドルに変更することもできます。 会社じゃなくても個人でドメイン名を取得して運用している人もいることでしょう。たとえば筆者は「`tkusano.jp`」というドメインを持っていて14年ほど運用してます。そこで、Blueskyでは「`@tkusano.jp`」というハンドルで活動しています。 他の例を挙げるならば、 - @transcend.co.jp : トランセンドジャパン(PC用のメモリやストレージ製品) [↗](https://bsky.app/profile/transcend.co.jp) - @sega.jp : セガ(ゲームメーカー) [↗](https://bsky.app/profile/sega.jp) - @nikkei.com : 日本経済新聞(新聞) [↗](https://bsky.app/profile/nikkei.com) - @sankei.com : 産経新聞(新聞) [↗](https://bsky.app/profile/sankei.com) - @natorisana.com : 名取さな(丁寧なインターネット生活を目標に掲げているバーチャルYouTuber) [↗](https://bsky.app/profile/natorisana.com) - @shanghai-alice.com : ZUN(東方Project原作者)[↗](https://bsky.app/profile/shanghai-alice.com) などなどがあります。 どんなハンドルが使われているかの統計は [Bluesky handle directory](https://blue.mackuba.eu/directory/) で見ることができます。 ### ハンドルの履歴は公開されている アカウントの変更記録、たとえば、作成日時、ハンドルの変更日時、どういうハンドルを作ってきたのか、は公開情報です。監査ログがあり、誰でもアカウントの履歴を確認できるようになっています(アクセス元など機微な情報は見えません)。商品名、作品名など、発表前の情報を名前に持つハンドルを付けるのは控えたほうが良いでしょう。鍵アカウント機能もありませんので情報漏洩にならないよう注意してください。 公式アカウント作るなら、なんの関係もないような名前のアカウントを作って、公開する時にハンドルを変更すると良いです。 ### 公式アカウント 現在、Blueskyにある公式アカウントの一覧をまとめている有志の方々もいらっしゃいます。 - [Bluesky 公式アカウント移行まとめ](https://bluesky-official-accounts.vercel.app/) ### 認証された公式アカウント(青チェック/ドメイン) さて、昔の話です。Twitterには青いバッジというものがあり、Twitter社が「認証」した人に付けられました。これでなんらかの本人確認がされたことを知ることができました。基準がいまいちわからないため、なんでこの人に青バッジが?とか、なんでこの人には青バッジが無いの?ということはありましたが。 Blueskyはもともと「自前のドメインをハンドルに使う」ことで、 > このドメインの所有者(関係者)のアカウントだ! ということを一目で区別できるのが強みでした。好きなドメインを使う権限があるのなら、Bluesky社にお金を払わなくても利用できます。 @企業の名前.bsky.social だと、それが本当に公式なのかはわかりませんが、@企業の名前.co.jp ならば公式だと確認しやすくなるでしょう。 そして2025年から、Blueskyにも「青いチェック(認証バッジ)」が導入されました。Bluesky側が「本物で著名(notable)なアカウント」を認証するほか、Blueskyが認めた外部の組織が認証できる仕組み(Trusted Verifiers)もあります。 つまり、 - **ドメインで“自分で証明する”** - **青チェックで“第三者に分かりやすく示す”** の二段構えが使えるようになっています。 なお、ドメインを取得したり設定したりするのはそれなりに知識がいります。そのためにBluesky社経由でドメインの利用権を購入し、設定をBluesky社に任せることもできます。これは有料ですが、Bluesky社の現時点での唯一の収入源です。英語ですが詳しくは [Purchase and Manage Domains Directly Through Bluesky](https://bsky.social/about/blog/7-05-2023-namecheap)を見てください。 ハンドルを自前のドメインにする手順については、 1. ドメインの管理、あるいはウェブサイトの管理をしてる人は「設定」→「ハンドルを変更」でダイアログを表示 2. 「自分のドメインを持っています」をクリック で表示されるガイドに従ってください。DNSサーバーに設定する方法、ウェブサーバーに特殊なファイルを置く方法が案内されます。 設定方法の公式の文書としては - [How to set your domain as your handle](https://bsky.social/about/blog/4-28-2023-domain-handle-tutorial) (英語) というのがあります。 ## 広告 ありません。 ただ、将来にわたって広告を出さないというわけではないようです。ただ、Bluesky社がおかしなことをやりだしたら、投稿されてるデータを引き継いで新しいSNSを立ち上げることは原理的にはできるので、それがおかしなことをやらない抑止力となるように努力しています。 ## 削除 「Blueskyは分散型なので投稿を削除しても消えない」という話が出回ってるようですが、3分もすれば全サーバーから消えるようです。もちろん、スクショとか撮られたりしたらどうしようもないですが。 インターネットは消えてほしくない情報ほど消えがちだし、消えてほしい情報ほど残ってしまいがちなので、どのサービスを使っていようが、LINEでのプライベートな会話だろうが注意してください。 ## ハッシュタグ Xと同様、ハッシュタグがあります。Xに比べたらハッシュタグとして使える文字の制限はゆるいですが、だいたいはXと同じと思っても良いです。 ブラウザ版ではハッシュタグをクリックすると - すべてのユーザー - このユーザーのみ - ミュート の3つの選択肢が表示されます。 公式アプリ版ではハッシュタグを普通にタップすると「すべてのユーザー」で検索することになりますが、ハッシュタグを長押しするとブラウザ版と同様の3つの選択肢が選べるようになります。 ## 検索 ブラウザの画面の上にある、あるいは、アプリの下の方にある虫眼鏡のマークから検索ができます。テキストフィールドに文字を入力すると、検索できます。 - トップ - 最新 - ユーザー - フィード の4つのタブが現れます。それぞれ、 - トップ: なんらかの基準により注目される投稿 - 最新: 投稿(ポスト)を最新の順に検索した結果 - ユーザー: ハンドルやプロフィールの自己紹介文を対象に検索した結果 - フィード: カスタムフィードを検索 となっています。ポストとユーザーを区別して検索できないXより便利です。 気になるアイドルの名前(例えば「アイドル花子」さんだとしましょう)を検索したら、「だれそれ@アイドル花子推し!」と名乗ってるような人は「最新」には出てきません。「ユーザー」の方には表示されます。エゴサも捗ると思います。 *情報ジャンキーの私としては個人的にXの仕様変更で一番許せないのは投稿の本文とユーザー名の両方を検索対象にしてしまったことです。* また、全言語の投稿を検索対象とするだけでなく、言語を絞った検索もできます。 日本語の検索ですが、ひらがなだけの語句など、うまく検索できないこともあります。ここは改良を待ちたいところです。 ### 高度な検索 [Tips and Tricks for Bluesky Search](https://bsky.social/about/blog/05-31-2024-search)の抄訳です #### 特定のユーザーのポストを対象に検索 from:ハンドル 文字列で、「ハンドル」のユーザーの投稿の中から検索したい「文字列」を含む投稿を検索できます。例えば、 > from:sega.jp ソニック で検索すると、セガ公式アカウントの投稿の中から「ソニック」を含む投稿を検索できます。 ちなみに、自分の投稿の中から検索する場合は from:me という省略方法があります。 > from:me ランチ と検索すれば自分の投稿の中から「ランチ」という文字を含む投稿を検索できます。 #### フレーズの検索 二重引用符(ダブルクォート)で囲むと、囲んだ部分のフレーズを検索できます。 > "滋賀 千葉" #### ハッシュタグの検索 #で始まる文字列で検索すると、そのハッシュタグを含む投稿を検索します。 #### 特定のユーザーへのメンション(言及) @jay.bsky.teamのように@とハンドルを続けたもので検索すると、そのハンドルが指すアカウントを言及した投稿を検索できます。ハンドルを変更しても検索できます。 @以外にto:やmentions:でも検索できます。mentions:me だと、自分に言及した投稿を検索できます。 "@jay.bsky.team"のように引用符で囲んだ場合は、言及(アカウントへタグ付け)してなくても文字列として含まれていれば検索対象となります。 #### ウェブサイトのアドレスで検索 - URLで検索すると、そのURLを含む投稿を検索できます - domain:example.com のように domain: + ドメイン名で検索すると、そのドメインのURLを含む投稿を検索できます。 #### 言語で検索 lang:ja のように、lang: + 2文字のISO言語コードを検索に含めると、その言語での投稿を検索できます

時間範囲で検索

`since: で「〜から」、until:で「〜まで」の時間指定検索ができます。「2024-11-22」のような日付や「2024-11-03T09:15:22Z」のようなUTCの時刻(日本時間と9時間のずれ)での指定が可能です。 #### ログインしてる時の検索 - from:me` で自分の投稿を検索対象にできます

画像

4つまで貼れます。

ビデオ

要望の多かったビデオにも対応しています。2024年の実装当初は「60秒弱」でしたが、現在は最大3分まで投稿できるようになっています。

現在のところ以下のような制限があります(将来変わる可能性はあります):

保存(Saved Posts / ブックマーク)

2025年9月の v1.108 からに、公式で「保存(Saved Posts / ブックマーク)」が入りました(TOKIMEKIなどの他のアプリでは以前から実装されていました)。

「いいね」は公開で見えてしまうのに対して、保存は基本的に「自分だけのメモ帳」として使えるので便利です。「あとで読む」「資料として控える」「作業用にキープ」などの目的にどうぞ。ブックマークしたものは「保存済」に入ります。

DM(チャット)

DM機能があります。メニュー上は「チャット」となっています。

という設定をすることができます。ブロックしたユーザーからは届かないようになっています。

チャットはユーザーとサーバーの間の通信上は暗号化され、他のユーザーから見られることはありません。ただし、悪用を防ぐため、どうしても必要な場合に限り、Bluesky社内の限られたスタッフが調査のためにDMをチェックすることがあるらしいです。ただしそれはBluesky社内的に誰がどういう操作をしたのかが追跡されるとのことです。詳しくは Just shipped: Bluesky Direct Messages! を見てください(英語です)。

チャットの要求(DMスパム対策)

知らない相手からのDMは「チャットの要求」という振り分けが行われ、許可/拒否できるようになっています。スパム対策です。

友達を見つける

スマホ版の公式アプリ v1.112 で「友達を見つける」機能が使えるようになりました。「すでに知っている人を探す」ための機能です。

Bluesky側は「プライバシー優先」を強調していて、双方が同意してアップロードし、条件が揃ったときだけマッチする(=一方的に“勝手に探され”にくい)設計だと説明されています。

連絡先の取り扱いに抵抗がある人もいると思うので、必要なければ使わなくてOKです(設定からオフにできます)。

返信(リプライ)や引用の制限

返信や引用を制限することができます。Xだと返信の制限はできますが、Blueskyだと引用についても制限することができるのが特徴です。

といった選択が可能です。

「誰が反応できるか」については、新規に投稿する時、投稿された後に変更できます。

引用を切り離す

自分の投稿が引用された時には通知が来ますが、時には不本意な引用があると思います。

その場合はそれを「切り離す」ことができます。切り離したい投稿にある「…」を選択して表示されるメニューから「引用を切り離す」を選択します。

通知の振り分け

デフォルトでは「リポストされた」「いいねされた」「フォローされた」などで通知がきますが、量が多くて大変になることもあります。

そんな時は通知画面の歯車アイコンをクリックすると出てくる「優先通知を有効にする」で減らすこともできます。

また、TOKIMEKIなどでは通知の種類でオン・オフすることもできます。

固定ポスト

ポストを一つ選んで固定できます。公式クライアントでは自分の投稿しか固定できませんが、他のクライアントなどを使えば他のユーザーの投稿も固定できることもあるようです。

鍵アカウント

今のところありません。似たような仕組みを検討中のようです。

→ 「Blueskyの中の人だけど質問ある?」が実施され「鍵アカウント」や「トレンド」などの実装予定について語られる

トレンド / 探索

以前はテスト的に「トレンド」機能が実装されていましたが、現在は「Explore(探索)」の画面に統合されて、

など、「いま見つけたいもの」への導線としてまとまって扱われることが増えています(UIはアップデートで変わり得ます)。

トレンドが不要なら、設定から表示をオフにできます。オン・オフはアカウントごとの設定というより、端末側の設定に近い扱いです。

Following

Xの「フォロー中」に相当するのは「Following」です。

フォローしている人の投稿を順番に流してくるものです。返信、リポスト、引用も流れてきますが、これは設定でオフにできます。設定画面の「Followingフィードの設定」をチェックしてみてください。

XではFollowingでもAIで優先付けがされて時系列が乱れることがありますが、Blueskyでは時系列で流れてきます。

なお、Followingはちょっと特殊なところがあります。 フォローしてる人がいない・少ない、フォローしてる人があまり投稿してない、といった理由で流れてくる投稿がほとんどない場合があります。そんな時、

あなたのフォロー中のユーザーの投稿を読み終わりました。フィードDiscover内の最新の投稿を表示します。

という表示が出て、Discoverという特殊な「フィード」が続けて表示されます。

注:公式クライアントの「フィード」の画面で表示されるマイフィードの一覧では「フォロー中」と表示されています

Discover

画面上には「Discover」というタブが表示されているかもしれません。

この「Discover」はXでの「おすすめ」のように「おすすめする投稿を流してくる」フィードです。どういう基準で流してくるかは非公開ですが「こういうのはもっと見たい」「こういうのは見たくない」をフィードバックすることはできます。Discoverフィードで流れてくる投稿の隅っこにある3つの点のアイコンをクリックして「このような投稿の表示を増やす」「このような投稿の表示を減らす」としてみてください。

For You

「Discover」は公式の機能ですが、「For You」というおすすめ投稿を流すフィード(詳しくは後述)もあります。

こちらのほうを好む人も多いです。

フィード

Blueskyでは、なんらかのルールで投稿が流れてきますが、これはフィードという仕組みで呼ばれています。ユーザー登録した時のガイドにどう従ったかによりますが、標準ではFollowingというフィードは必ず設定されると思います。Discoverも表示されるようになっているかもしれません。

画面上に並ぶフィードは取捨選択ができるので、Discoverは表示しないように設定することができます。Followingすら表示しないようにすることもできます。

「なにがなんでもおすすめを見ろ」なんて強制してこないのがBlueskyの良いところです。何を見たいのかを強力にカスタマイズできます。

純粋に壁打ちに使うので誰もフォローしたくないとか、静かな人ばかりをフォローしててDiscoverが表示されるのだがDiscoverなんぞみたくない、といった人はFollowingを消し去るか、Emoji Aquariumみたいな無害なアカウントをフォローするとかできます。また、 Ucho-ten のような「静かな」クライアントの利用もおすすめできます。

リスト

いろんなアカウントをリストにまとめて、そのアカウントの投稿をまとめて見ることができます。「ホームにピン留め」すれば画面の上に並べられます。

自分のアカウントが「迷惑な」リストに追加されることがあるかもしれません。そんな場合は、そのリストの作者をブロックすれば、(投稿を見るための)リストやスターターパックでは投稿は流れなくなりますが、後述の「ブロ解」が出来ない理由とおそらく同じ理由でリストに登録されていること自体は消えないようです。スターターパックからは外れたように見えます(ブロック解除すれば復帰します)。モデレーションリストからは外れません。

カスタムフィード

リストやおすすめなどの機能は他のSNSにもありますが、Blueskyの特徴は「カスタムフィード」という仕組みがあることです。これはBluesky公式以外誰でも運営することができるフィードで、

といった、自由にBlueskyを機能拡張する仕組みの1つです。

単純なものとしては、特定のキーワードにひっかかった投稿を並べたものがあります。私が自分用に作って公開してるものとしては、

というものがあります。これは場所の名前、作品名、登場人物、などにひっかかった投稿をひたすら眺めるためのものです。

他に私が眺めてる比較的単純なカスタムフィードとしては、

など。

ただ、これだけなら検索機能と大きくは変わりないかもしれません。凝ったものとしては、

などなど、いろんなのがあります。他に、Bluefeedというサービスを使うと、昔Twitterにあったモーメントみたいなもの(自分のポストを選んでまとめたもの)を作ることもできます。

Blueskyの特徴は、公式以外のサービスを組み合わせて利用できる自由度が高いところです。

ブロック

ブロック機能あります。

なお、Blueskyの仕組み上避けられないのですが、 誰が誰をブロックしてるのかを調べようとすれば調べられます。

ブロ解

AさんがBさんをフォローしてる時、BさんがAさんをブロックして、すぐにブロックを解除するとXではAさんからBさんへのフォローが外れます。いわゆる「ブロ解」です。

Blueskyではこれができません。その理由はちょっとややこしいですが説明しておきます。

「AさんがBさんをフォローしている」というのはAさんの意思によるAさんの情報であり、理念的にも技術的にも第三者が手を出せません。

普通のブロック行為の目的である「BさんがAさんから投稿を見られたくない」というのはBさんの意思であるので、投稿をBさんからフォロワーへ仲介するサーバーがフィルタして落とすことはできます。その場合でもAさんの持つ情報もBさんの持つ情報も書き換えられません。

じゃあ他の機能は、となりますが、とりあえず。

ミュート

ブロックと違ってミュートは第三者にわからないようになってます。検索だとすり抜けたりすることがあったようですが、修正されたかも。

後で説明しますが「モデレーションリスト」という機能を使えば、ブロックやミュート対象のアカウントの情報を共有できます。

いいね

いいね機能あります。

スペース機能

BLUECASTを使いましょう。

@feed.bluecast.appをフォローすると、誰が配信を始めたのかを知ることができます。

スターターパック

おすすめユーザやフィードをまとめて人に教える機能。Blueskyに人を誘ったり、Blueskyのユーザーに「おすすめのユーザーやフィード」を伝えることができます。

Blueskyに誰かを誘う時に便利です。趣味や興味を同じくする方を勧誘するのに使えます。

スターターパックについては別の記事を書きました。

→ Blueskyのスターターパック

モデレーションリスト

ブロックやミュートするアカウントのリストを作って他のユーザーと共有できます。このためのリストを「モデレーションリスト」といいます。他のユーザーが作ったモデレーションリストを使ってスパマーをまとめてブロックすることもできます。

ただ、モデレーションリストを作った人をどの程度信用していいのか、そこはじっくり考えてみましょう。スパマーのモデレーションリストが公開されてるぞ、と思って見てみたら、実は手当たり次第に目立ってるユーザーをリストに突っ込んでいる人もいました。それはその人の自由なのですが、慎重になりましょう。

「このモデレーションリストおすすめ」というのが出回ることがありますが、そのまま使うのではなく、中身を見てチェックするのが良いと思います。結構、「誤爆」があります。

モデレーション・ラベル・ラベラー

「モデレーション」というのは、投稿の内容を「判定」してフラグを立てることで、フラグのことを「ラベル」といいます。ラベルは個別の投稿や画像、あるいはユーザーに貼られます。この「ラベル」を貼るサーバーのことを「ラベラー」と呼びます。

ラベル

ラベルというのはpixivとかXなどの投稿とかでみかける

「R15」「R18G」「〇〇注意」

みたいな、いろんな人の地雷に気を使って書くおまじないのようなもので、投稿する時に貼れば他の人の地雷を踏まなくてすむよ、というものです。「これくらいいいじゃん」と思っても意図せず広まって厳しい目を持つ方に届くことによって余計な諍いが起こりがち。それを防ぐお札(ふだ)のようなものです。

見る人にとっては、このラベルが貼られた投稿や人をラベルの種類ごとに「見えなくする」「警告をだす」「気にせず表示する」といった選択ができます。画像やビデオを投稿する人は「なんも問題ない」「きわどい(裸は描いてないけど、性的な刺激を与えるかも)」「ヌード(裸だけど美術館に展示されたり教科書に載っても問題ないよね)」「成人向け(ポルノ等)(そのものずばり)」の設定ができます。

2024年11月9日にリリースされたバージョン1.93から「生々しいメディア」の選択肢が増えました。英語だと「graphic media」となっているのですが、これは「戦争や事件、事故などによる負傷者、死者、遺体」「自傷行為を描写した写真や絵」「グロ画像」「ゴア画像」みたいなものを指します。漫画やイラストだけでなく、報道によるものなど広い範囲のものを対象としているみたいです。人や動物などが写真や動画内に映ってなくても、被災経験の辛い気持ちを思い出させるようなものも対象と考えてもいいかもしれません。

ちなみに、「生々しいメディア」は性的かどうかとは別の基準で判断してください。性的だけど、血や傷の描写があるなら、「成人向け(ポルノ等)」を選択し、「生々しいメディア」にもチェックを入れます。

災害報道などで人にショックを与えるようなものであれば「生々しいメディア」のみにチェックを入れるだけで良いでしょう。

英語圏での「graphic」の意味についてのブログの記事はこちら →graphicなので要注意! ってどういう意味?

貼り忘れてもBlueskyの公式ラベラー(この後解説します)がより細かい分類で勝手に貼ってくれますし、間違って貼られても異議申し立てができます。めんどくさいから全部ポルノでいいや、としても「ほんとにそう?」という修正をしてくるかもしれません。

なお、Bluesky公式からの警告はメールで届きます。何度か届いて反応しないとアカウントが停止されます。見忘れていた、スパムに分類されていて見逃した、なんてことがあるかもしれないので、注意してください。日本語のわかる方が対応しているようです。

ユーザーの急増に伴い、Bluesky社もモデレーションチームを増強して対処しようとしています。それでも「誤判定」はありえます。その場合は警告メールに返信して、解除してもらってください。

英語ですが、Bluesky Safety - @safety.bsky.appから公式の発信が行われています。

公式ラベラー(Bluesky Moderation Service)

Blueskyでは「Bluesky Moderation Service」というモデレーションのサービス(ラベラー)を運用していて、Blueskyのネットワークを使用する限りは、このラベラーから離れることはできません。Bluesky社がアメリカの企業であり、GoogleやAppleのアプリストアでアプリを提供するために必要だからです。

この公式のラベラーでは

といったルールに基づいて内容を判断し、そのルールに基づいたラベルを貼ります。

にどんなラベルが公式には存在するのかが列挙されています。

ユーザーは画像やビデオを投稿する時には、これらのうち代表的な4つのうちの1つを選んでラベルを貼ることができます。自己ラベルといいます。Xと違って、この自己ラベルは重要です。見たくない人には見せないように、気にしない人は見られるようにすることが徹底しています。

(以下、2024年11月2日 記述を修正)

自己ラベルの有無に関わらず、投稿に添付されたメディアはHIVEやThornなどの自動検知サービスを使って画像がスキャンされ、CSAM/CSEMに該当するものかどうか、それ以外になんらかの規準にひっかかるものかどうかが判定され、自動的に、あるいはスタッフが確認してラベルを貼ります。ユーザーからの報告もスタッフが確認するなどしてラベルを貼ります。

一時期、日本の漫画家、イラストレーターの描く絵は禁止され、アカウントがBANされる、ということが話題になりましたが、チューニングがうまくいっていなかったようで、ケモノ系、漫画系の判定が厳し目になってたようです。2024年4月9日に安全対策チームがアナウンスしていました→ファーリーアートや漫画画像の誤検出を減らしたよ

内容はどうあれ、自己申告でラベルを貼ってください。実際に成年向け漫画誌や編集部、漫画家さんもBlueskyにて活動していらっしゃいます。日本人としては絵については基準をもっと緩くして欲しいとは思いますが、アメリカの会社の運営ですし、AppleやGoogleの基準にも従わなくてはならないので、そこは現状従ってください(逆に日本だとダメなもの。たとえば、ボカシ無しの写真がラベル付きながらガンガン流れてきます)。

第三者のラベラー

公式のモデレーション以外に第三者のモデレーションもあります。国や地域によっては、その地域の法律に沿うため、必須とされるモデレーションが適用されることもあります(この記事を書いている時点で日本独自の強制モデレーションはありません)。

第三者のモデレーションサービス。真面目な用途だけでなく、遊びに使うこともできます。

これはBlueskyにアカウントを作った日を「誕生日」として、その誕生日の人のアカウントにラベルを表示するものです。

自己表現をするためのラベラーも流行ってます。

こういったラベラーは、そのラベラーを登録し、そのラベラーのアカウントの投稿のうち、自分に該当するラベルについての投稿を「いいね」すると自分のアカウントに何か貼られる、という動作をします。

ラベルを消すには「ラベルを消す」という投稿にいいねします。

参考となる記事

ラベルに関しては他の方も記事を書いてるので参考にしてください

報告

ラベルが適切に設定されてないのではないか、利用規約的に適切な投稿ではないのでは、という投稿を見つけることがあるかもしれません。

そんな投稿があったら、投稿に下の端にある「…」をクリックして表示されるメニューから「投稿を報告」で運営に連絡することができます。

いろんな選択肢が出てきますが、その内容について別記事でまとめました。

Blueskyの投稿を報告する時の報告理由の一覧

投稿のフォーマット

X(Twitter)の場合、ポストの中に書かれたドメイン名やURLは外のページへのリンクになります。Blueskyもそうなのですが、リンクにしないこともできます。

普通のWebページのように、ここをクリックしてみたいに文中の文字をリンクにすることもできます。これは公式クライアントではできないので、TOKIMEKIなど、他のクライアントを使ってください。

また、URLを貼り付けると投稿の下にサムネイルみたいなのと説明文が表示され、クリックするとそのURLへ飛ぶようにすることもできます。Xの場合はXが勝手にやってくれますが、細かな制御が難しいことがあります。

Blueskyの場合はURLを貼り付けただけではだめで、クライアントを操作して、どのURLがリンクカードを生成するのか、あるいは何も生成しないようにするのかを選択することができます。

atprotoの他のサービス

Blueskyと併用するのに便利なサービスがいろいろあります。Blueskyが採用しているATprotocolを使うなどして作られています。

Fediverse(Mastodon、Misskey、Threads)との違い

Bluesky系のATmosphereと、狭義のFediverse(MastodonやMisskey、ThreadsなどActivityPubでつながってるSNS群)との違いについて簡単に説明しておきます。

Mastodon、Misskey、Threads、Lobsters

「独立し、機能が完結してるSNS」がActivityPubという仕組みで互いにやりとりすることもできるサービス。全体を見渡すようなサービスは存在しないが、それぞれの自治で自由にできます。

仕組みとしてはメールに似ています。

Bluesky、WhiteWind、Bluecast、Frontpage、Smoke Signal

Bluesky、WhiteWind、Bluecast、FrontpageなどATProtocolで作られてるATmosphereは、

などがそれぞれ独立して動くことができるようになっています。

個人や企業のホームページがそれぞれ独立してあちこちで動いていて、それを検索エンジンやRSSリーダーで集めてきて閲覧する仕組みを進化させたような形式です。

今のところはほとんどがBluesky社が運用しているサーバーで動いてますが、PDSなどは個人で動かしている人も多いです。

PDSという場所にはBlueskyとは別のアプリ向けのデータも置けます。長い文章を書いてブログのための形式で保存すれば、このブログと、そのコメントを表示しているWhiteWindがAppViewの役割となって、ブログとして表示してくれます。

Bridgy Fed

Bluesky社とは別のサービスですが、Bridgy Fedというサービスを使えば、ActivityPub系のSNSとBlueskyを相互にフォローし合うことができます。Threadsとのやりとりもある程度できるようです。ただし、ActivityPub側のサーバーやアカウントの側で設定が必要です。詳しくはここでは省略します。

Bluesky公式アプリの更新履歴

Bluesky公式アプリの新リリースの告知を日本語に翻訳してまとめています。

これまでの変更履歴を詳しくみたい方はこちらをどうぞ→ Bluesky公式アプリ更新情報(非公式)

本文書の更新履歴

GitHubで管理してます→ <https://github.com/tkusano/bluesky-guide/blob/main/guide-for-twitter-users.md>